春が来た日、えっ?。◯。/ひだかたけし
おっぺけぺ
と、
魂を透き抜け
脳髄に足音
響かす宇宙の
自らに宿り 、
月明かりに照らされ
浮き立つ
自らの肉身の滅び 、
賭博投機の
対象となり果てた
母なる大地に
間借りし生き延び
征服され服従し
日々を打刻する
この今に至っても、
征服を所有を
求めるオノレ
この春の到来に 、
透き抜けること無く
よくよくと
うにょうにょと
立ち上がる欲望の
残滓、
この生では決して
捨て切れぬモノの在りと
ありありとあからさま
自らに自らを露呈する 、
宇宙への帰還を何時でも控え。◯。
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