君という希望/栗栖真理亜
 
世話しない人の影が灰色の街を駆け抜けてゆく
悲痛な叫びが風に乗ってどこからともなく耳に響く

嗚呼、何もかも投げ出して
君の元へと駆け出したい
生まれたまんまの姿で

0から始まる恋だっていいじゃん
汚れのない愛なら

この世は業と欲に縛られた牢獄
抜けられるチャンスは今しかない

優しい空へ
舞い上がる羽根を力強く広げて
君という希望を手に入れるため
僕は黒く薄汚れた街を脱け出そう
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