不思ぎ/mizunomadoka
眼鏡を無くしたので苦手なコンタクトを付ける
燃えた街を空から見渡す
uberで行くつもりだったけれど父が迎えに来た
半休を取ったらしいありがたや
これホワイトデーだってお母さんから
おおっ!と子供みたいに喜んでる
離婚れたのに大層なことだ
すこし時間があるからと海辺のカフェでランチした
歩いて30秒で海の水。指を濡らす
わたしはこの美しい景色が永遠に続けばいいのにと思う一方で
いま目の前で全部消えてもいいと思ってる
疲れてるからかな
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