月夜の恋/
栗栖真理亜
目が覚めるほど真っ白な輝きを放つ月よ
恥ずかしげに叢雲の陰に身を隠したかと思うと
また姿を顕し優しい微笑みを浮かべている
貴方は私の手には届かぬ
天に召されてこの汚れし地上を照らす神聖なる魂
嗚呼、麗しき月よ
恋こがれしこの想い
空の彼方へと届けておくれ
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