お研ぎばなし/ひだかたけし
わたしたち 、
綿あめ食べながら
この世に在って
苦肉の策を練り続ける
けれど ぴゅるなん、
どれもこれもてんでばらばら
いったいどれを選べとやら
とっくに溶けてどろどろの
お口のなかの綿あめの 、
奥地までいくぞと
どうかどか
けれどぴゅるなん最早はや
世界のとっくにひっくり返り
向こう側へと突き抜けて
橋架け渡され
ひゅっひゅっひゅう
紡がれ繋がれ響きいく
宇宙の銀盤の旋律震え
耳殻を抉り研ぎ澄まされ
あなたもわたしも
ひと ひと ひとり
只々唖然と
何とこの世の美しき 、
お口の奥地の綿あめくびく
自らの内に 、
宇宙が生きているのを
内なる旋律、
響き律動として
感じれば とやら
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