愛の詩(うた)/栗栖真理亜
 
楽しい時は過ぎ
虚しきココロが私を責める

貴方とともに未来へと向かって歩いて行きたいのに
私はいつも貴方の後をついてゆくばかり
試行錯誤しながら足跡を辿り
何もかも忘れたようなふりをしながら・・・

哀しみはココロの奥深くにしまいこみ
まるで尻軽女のようにスキップしているけど
ココロの霧は決して晴れるコトはない

貴方の姿をどんなにか待ちこがれていても
貴方の意識はどこか遠くへと向けられ
私の姿を捉える隙間などどこにもないのだから

もし一度だけでも貴方の瞳が私へと向けられ
晴れ渡る空のように光に満ち満ちたならば
私はこの儚い命を貴方に捧げよう
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