「神秘体験について3」/ジム・プリマス
このエッセーの最初の方で、太った女性看護師から嫌がらせをを受けた話について書いたが、その一件があってから、こんなところには、とても居られないということで、病院を退院して、自宅療養に切り替えて、自宅に戻った時のことだった。
入院したせいで、仕事は二ヵ月あまり休んでいて、収入は無いし、大人しく我慢して退院しなければ、医療保険から、一日あたり5000円の入院費が支給されるのだが、看護師のくせに患者に嫌がらせをするような、人格破綻者の近くには居たくなくて、自宅に戻っていた。
踏んだり蹴ったりの我が身が哀れで、金もなくて、うすら寒い、ゴミだらけの部屋の中で、心細くて、たまらなかった。
暇つぶし
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