詩想、憑言/ひだかたけし
彼女の耳の貝殻に舌を差し入れたら
宇宙の無限の響きから生まれ出た
新たな思考にこの舌先の震え慄き
滑り掠めるだけの私生活の底抜け
遥か近く声を発する響き脳髄を
直撃しつつ穿ち共振させては
梳く、透く、空く
すると 、すくすくすくと
己の自らが醸し出し意志した
思考動態と改め新たに連動する、
自己活動を自己知覚しながら無限
自らも宇宙の新たな響きを共鳴させ
清算しなければならない過ちを沢山残し
ながらも、
可能性の花びらをも沢山この魂に刻印し
深まる感情の在り方に運命の定め露わに
なりながらも、
尚も高まる期待に充ちた魂の途を生く 、
去った彼女の愛の内なる宇宙を深める為にも
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