短歌になりたくてなれなかったゾンビのような/言葉の/死骸たち或いは/詩になり損ねた/死ぬに死ねない/.../TAT
 









木の床に五指を支えろ














親指で力を受けて

人差し指が方向を定め

中指が力を蓄え

薬指の長姉は勤め先で恋に落ちる
 
小指は
パチパチと燃え続ける炎に怯えている





その刹那




猫の引っ掻き傷のように




南から西に今



流れてった流星はなんだ













ローレライ
あれは銀河だ


ローレライ
あれが勇者だ












































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