にゃー/おやすみ
 

 悲しい日の帰り道

 雨に汚れたダンボールの中に

 小さな詩が捨てられていた

 鳴いていたので連れて帰って

 ぬるいミルクを飲ませてやった

 みすぼらしくて震えてて

 ぼくにぴったりな詩

 はじめての友だち

 さみしい夜は

 薄い布団で一緒に寝てる

戻る   Point(5)