春のあれ/はるな
 

特別なことのふりする春のあれ
ありふれてるけど見つけられない

蜜の朝なんども焦げた夢のあと
あなたのいない あかるい寝床

ねむる時あたしはかつて鬼だった
ことをすこし 誇りに思う

さよなら詩
さようなら歌 物語
さよならさよならわたしの呪い


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