日曜日の午後/紅茶猫
 
砂場に散らばるコトバを見ている時に
私は居ない
コトバは私の方をじっと見ている
私を見ながら
私の名前を砂場に並べてみせた

私は後ずさりする
後ずさりする時にも
私は居ない
コトバは何も見ていなかったという顔をして
今度はランダムに動き始めた

砂場に
時間と
子供と
音が戻ってきた
その中に
私は居ない
今日は
日曜日の午後
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