勇気の詩(親身になってくれる人の言葉は)/奥畑 梨奈枝
親身になってくれる人の言葉は
話半分に聞く
後々役に立つが
今ではないかもしれない
無責任の人の褒め言葉は
耳を澄ませて聴く
お世話かもしれないが
ヒントかもしれない
厳しい人の批判の言葉は
風の音と聞く
自らの卑屈さ凄まじさが
誰かを傷つけるかもしれない
責められている人がいたら
私たちが弁護しよう
責めている人がいたら
私たちが話を聴こう
私たちの邪魔をしたいなら
その時は確(しか)と説き伏せてみよ!
無駄な争いはやめよう
それでも争わざるを得ないのなら
そのときはそのときだ
切磋琢磨というだろう
それが命(ひと)というものだろう
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