たいくつな笑顔/秋葉竹
 

あなたがそんな風に生きて
ほんとうに楽しいのならそれでいいけど

私の寂しい空のすべてが終わらないから
日々が失敗つづきだと感じられるのは嫌

黒いコートを脱げばホッとできた
昔のあたたかい和室はそこには無く

夜は眠るまで冷たくこの身は紫になる
空が白みはじめてもたいくつは消えない

悲しみの果ての果てに生きているあなた
そんな風に生きてどんな夜を過ごすのか

あなたが笑わなくなってから罪ばかり感じる
たいくつにこの身を征服されているみたい

滅ぶというのなら滅んでもかまわない
終わりのない影絵の世界に彷徨っているよう

あなたがそんな風に生きて
ほんとうに楽しいわけないと想ってしまう

あなたがそんな風に生きて
もう笑わなくなって久しく

あなたが『堕ち』ないために
そんな風になにもかもさえぎるとしたら

なら『堕ち』た私の悲しみなんて
とんだピエロの笑顔みたいじゃないか






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