詩想、浸る思考 /ひだかたけし
 
なんにもない
はんなりなにも
なんにももうない
このわたしのなか
なにかがうごめく
うごめきだして

なんでせう 

底から何か、
脊髄を這い上がり
脳髄の壁取っ払い
すいすいずんずん
わたしという
自意識の鞘を突き破り

律動充ちる血流に乗り
どくどく境迄上がり来て

わたしはわたしの
まったいらな
大地で踊っている
そういつのまにか
思い込んで
知らないうち
自らを受け身へと縛り付け
自らに潜み込んで居た
漆黒のクビキを

のほほんほほんと軽やかに
とき解いていつのまにか

何かの群れ 、

しだいにいよいよしなやかな
光り
[次のページ]
戻る   Point(3)