詩想、浸る思考 /ひだかたけし
なんにもない
はんなりなにも
なんにももうない
このわたしのなか
なにかがうごめく
うごめきだして
なんでせう
底から何か、
脊髄を這い上がり
脳髄の壁取っ払い
すいすいずんずん
わたしという
自意識の鞘を突き破り
律動充ちる血流に乗り
どくどく境迄上がり来て
わたしはわたしの
まったいらな
大地で踊っている
そういつのまにか
思い込んで
知らないうち
自らを受け身へと縛り付け
自らに潜み込んで居た
漆黒のクビキを
のほほんほほんと軽やかに
とき解いていつのまにか
何かの群れ 、
しだいにいよいよしなやかな
光り
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