すんだような みづのいろ/あらい
鳥獣を呼び寄せて祀るのか、転んだロがひらく
手をたたいてリズムに合わせ しぶきが食べたがる
吹きこんだ雨に、うっかり落としたみたいで微睡む
付着していたものも中間で、ライカにたのみ
名は刃だと切除したひなたは頭上に触ってくる
織地のサラサを一方 ひきたてるばかし、ずるい
白い石のような 澄んだ虫の音に滲みる一色で
葉や茎は、このにおいは、透きとおるには
どうにも手続きをおこたり 無邪気とあやめる
配分がなにやら悪酔いして滞留する
百鬼夜行は 妙薬でもあるのか
まぶしそうに押しだまる 暁光を重ねるみぎわ
くうきよりちかい場所じゃ相手をかるくみて
液体と粉状のものを手
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