夜想、オリオン/ひだかたけし
 
南天に昇り切った
オリオン座 、

頭をよじって見たよ
なんでかな

三っつの光点、
くちゅくちゅ
打ち込みながら
僕の口腔いっぱい
蜂蜜の味 染み込ませ

濃く濃く甘やか
流れる流れる
光の束となり 、

南北二方向に
扇状に拡がり散開し
とっくの昔から
遥かな未来から
やって来る二光点に収束し
リゲル ベテルギウス
ミルク色の朱に染まり

蜂蜜の流れミルクの流れ
血流と合流しながら

とっても懐かしい
 けれども
生き生きとして
老いること知らない
思考する宇宙 、

淡々と魂のなか

輝いて 煌やかせて

あの黄金の朝陽の昇る迄 、

僕のなかに充溢する
狩人の想いオリオン、

流れつづける流しつつげる
韻律そのものになりながら



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