詩想、〈私である〉/
ひだかたけし
魂の
大きな巨きな生動であること
この私に告げ報せながら
自らの自由な変転を繰り返し
自らにのみ動因を持つもの
この肉身に属す私に宿り在る
宇宙過程と云う
自意識なき私それ自体へ
誘われ触れては
意識さめざめと
〈私である〉へと
より覚醒しつつ
息を大きく黄金に吸い
くたくたと てくてくと
魂の道を生活の道と併せ
日々の歩みを覚悟決め
また繰り返し進めいく 、 、
*ルドルフ・シュタイナー『秘教講義3』より引用
戻る
編
削
Point
(7)