日めくられる/385
いに好意を抱き合っている。そんな今日がずっと続けばいい、と思うならそれでいい。
また希望があまり持てなくて、例えば明日は期末試験だ。というのに準備が全く出来ていなくて、やまをはろうにも普段から勉強してないからさっぱり分からなくて、友達に電話してみたら留守電になっていて、くそぅ真面目に勉強しているのかあいつは！！と焦っている。時間だけがズンドコ押し迫ってきている。あぁずっと今日のままならいいのに、と思うならそれも。
でも新しい朝、暗闇の一番深いところから黒い青が現れ、うす青い白が現れ、黄色とかオレンジとかピンクとか時々琥珀色なんて素敵な色もやってくる。それを見るだけのために、日めくってみたっていいんじゃないのかな。
それに大好きなあの人と、次はどこへ行こう？と空想めぐらせる新しい今日。試験が出来なくても時間切れでもいいや、とにかく終わってスッキリして、友達から「昨日な、試験あきらめてもう寝てた。電話出れなくてごめん」なんてメール来て安心して「じゃ、これから遊ぼうぜ」なんて新しい今日。
新しい日々が、日めくられるのを順番待ちなのさ。
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