THE GATES OF DELIRIUM。 ──万の川より一つの川へ、一つの川より万の川へと/田中宏輔
ター『モーリス』第四部・38、片岡しのぶ訳)「もう詩を書く人間はひとりもいない。」(J・G・バラード『スターズのスタジオ5号』浅倉久志訳)「花じゃないの?」(ブライアン・W・オールディス『唾の樹』中村 融訳)「だまっててよ、ママ。」(フリッツ・ライバー『冬の蠅』大谷圭二訳)「だれにでもできるってことじゃないんだから。」(A・A・ミルン『プー横丁にたった家』1、石井桃子訳)「枝にかへらぬ花々よ。」(金子光晴『わが生に与ふ』二)「近くに行ったら、花が自(おのずか)ら、ものを言おう。」(泉 鏡花『若菜のうち』)「花も泣くのだ」(トマス・M・ディッシュ『ビジネスマン』60、細美遙子訳)。「子どもたちは花を
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