言葉の栄養/足立らどみ
 
この状況下で、私たちの日常生活の「コマ」をどう回すべきかが問われています。
まず大切なのは、自分自身の「羅針盤」を再確認することです。他人と比較し、自分を見失うのではなく、自分の価値観や目標を定め、それに沿って小さな一歩を踏み出すこと。社会全体の動きに流されず、自らの「軸」を持つことがコマの安定を支えます。
次に、「余白」を作ることです。過密なスケジュールや情報過多の中で、心の余裕を失うと疑心暗鬼はさらに強まります。無駄と見える時間や空間をあえて確保し、自分と向き合う時間を作ることで、心のバランスを取り戻せるでしょう。
また、他者とのつながり方を見直す必要があります。監視し合う関係から、支え
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