原初ノ思考/ひだかたけし
 
寄せる波 返す波 、

到来したこの朝に
陽の光の闇を照らし出し
漆黒の真っ青に染め抜かれ
光を透かし彫りにし
浮き上がり

返す波 寄せる波 、

突き上げ突き入る
うねり唸り
そのもの
不可視
垂直にして
これら、
連綿たる平面律動の
渦巻き割れ裂け

今に 瞬間 炸裂し織り込まれ

たった今迄の現 時空連続体、
只 瞬間の持続となり
嚆矢光熱の木霊響き

寄せる波 返す波 寄せる波、
闇を手繰り寄せ充ち満ちて
無限の記憶遥かへと 消滅す
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