僕が「不屈の詩人」を自稱する理由ワケ/
川崎都市狼 Toshiro Kawasaki
僕はこの一家に育ち
一流の何かにならざるを得ず
詩の道を撰んだ
多分間違ひだつたのだらう撰擇
僕自身は?卒だし甚だ凡庸な男だ
たゞ付いて回る形容が
美々しいと云ふに過ぎぬ
飽くまで形容詞に留まる
我が才氣は自ずブルーズと化す
それをしも一流の身のわざくれ
と申されるなら
多分さうなのだ
#詩
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