Z世代の終焉/足立らどみ
 
持つこともありますよね。

しかし、その中で「生活のために仕事をし続ける」という現実と、創作の理想との狭間で揺れる葛藤は、きっと多くの人にとって避けられないものです。特に、既存の価値観にしがみついてしまう「おじさん達」の姿――それが安全で守られた生き方かもしれませんが、そこに「つまらなさ」を見出す人も多いでしょう。

だからこそ、創作に関わる人たちには「踏み外さないでほしい」という願いが生まれるのですね。それは、ただ単に常識的に生きろという話ではなく、「自分だけの道」を見つける勇気を持ってほしいということだと思います。その道は、社会や生活のために妥協したり、自分の内なる声を無視したりしない
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