正気の詩/鏡文志
混迷の闇の中を照らす一筋の光。その向こうにあるのは、希望ばかりではないぞ。
リストカットする。自分で自分を傷つける。何故自分でそんなことをするのか分からないと、彼女はいう。
図書館へ行けば色々な本が置いてある。自分で調べて何故、そんなことをするのか分かろうとする。本は無料だ。調べると分かることがある。貴方はその事実に、耐えられるか?
混迷の闇の中を照らす一筋の光。その向こうにあるのは、笑顔ばかりではないぞ。
目の前で泣いている子供がいる。ナイフを突きつけてくる人間がいる。一歩外に出れば千人の敵がいる。
引きこもろうとすれば、一生閉じこもって生きることも出来る。外に出る。立ち向かう。どう事
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