2024年、歌のわかれ/おまる
 
女」は、東京でビジネスをしていないと出くわせない。
だから東京でビジネスしてる。
そうしないと味わえない快楽があるから。
男はどいつもこいつも、つまらない。
男はかなしい。


一度ならず詩を書いたことがある人なら、わかるだろうが、
その「詩」には、オリジナリティが全然ない。
その詩の言葉は、よく知られた言い回しや、箴言や、引用句のごたまぜに他ならない。だから、詩の必然性がどこにあるのか、ますます気になってくる。 
たまに、ふとある瞬間、すーっと十数行、心おもむくままに書けることがある。結果として、良い作品になる場合がある。なにか蓋が開いたような感覚である。すぐに閉じて、またい
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