ロバとぼく/Kj
 
ぼくはずっとロバと一緒にくらしていました

その子は優しい目をしていて

いつもぼくのおなかに鼻をくっつけて眠るのでした

ぼくらは仲良しでした

ぼくがさびしいときロバは

ぼくのあたまをなでてくれました

ロバがさびしいときぼくは

ロバのおでこにキスをしてあげました

なんどか花が咲き なんどか冬がすぎ

なんどか夏がきて なんどか花が散りました

たくさんの時間がすぎて

ぼくらは はなればなれにならなければ

いけなくなりました

ロバは泣きそうなかおで 僕のあたまをなでました

ぼくは泣きそうなかおで ロバのおでこにキスをしました

ありがとう

きみに会えてよかった

ぼくらは笑って

そっと さよならをしました
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