一万光年の彼方に/鏡文志
見ながら表面的な健康を保ち続けている『狂信者』たるものがこの世にいるということを知らなければいけない。
そして恐ろしいことにこの『狂心性』は遂に1%のものたちだけでなく『良き労働』なき、日本の年金生活者のような人たちの心の中にも巣喰い始めてしまったということです。
『良き労働』があれば人は知ることに限界があることを悟り、毎日の循環を楽しめるようになります。思考の肥大化による研究と実験の歩を緩め、肉体的充足を求めて生きる自分を謙虚に受け止め、知性人としての自分に限界があることを悟れるのです。アメリカンインディアンが実践していた、皆既月食を見てはいけないという独自のルールも、禁止事項を作ることによ
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