資本主義の終わり(2024.10.27)/
草野春心
昨晩 新宿で友人と呑んだ
バーでは若い男女が
資本主義の終わりを論じていた
会計前に女はキスをせがんでいた
友人は家庭に問題を抱え
僕は三十七で 家庭を持たず
僕らは話の途中 駅の地下で別れた
終わるのは僕ら一人ひとりの人生だけだ
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