孤独/
りつ
何故、ひとはこんなに淋しいのだろう
最後に孤独を感じたのはいつの日か
もう思い出せない
生き残ることに必死だったから
孤独を感じる暇は無かった
夜になるとホッとした
夜はいつでも友達で
昼間の緊張を解くことができた
やっと伸び伸び呼吸ができる
どこまでも広がる自由な思考
夜だけは“私”に戻れた
誰もが分かりあえない淋しさを抱いているのだろうか
ああ、そうか
分かりあいたいのに分かりあえないから
哀しいんだね
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