ユートピアを考えていた。/あらい
 
がりを抱擁する低い空に神の皓さは具象する、湿っぽい賢者であろうと叩き壊した少々の本音はやはり馨り、あたりいちめんないような感覚と憂いたすべては酔彩、
 (溜息、)羽とすれば咲くがいいか。
 四六浮き積と漂う媒体、崩してむき出しに沈(しん)だ柔肌と、ちょうど上澄みの配列をいつかと散り敷かれる、
 つまらない祝日がたどたどしく腰をおろして。
 どうやら、読みかけの頁 と混じりあい 孤独を拐かしたように感じ、生身の体はまた地に湛む 一夜の姿を見せ/考える/ジオラマだと勝手、わらえばいいけど。しかしだよ。この雨はやまなかったが、あなたはやわらかなかおをして、たまにかがやいてみえる。

 
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