日記(血、生活、光、・・・)/由比良 倖
確かなリズム、灼熱の太陽よりも遠い宇宙の中にある、心の中の狂った熱量、その遠さ、そこに指を浸す感覚、細胞が起きていること、絶望しないこと、守り続けたい気持ち、愛おしい確信、確かさ、確かさ、たしかさ、どうか今だけは僕をパソコンの前から引き剥がさないで欲しい。
いつか書けるはずだから。そして言葉のとても、とても奥深くで、あなたに会えるはずだから。
((ひょっとしたら僕が産まれる前の中庭で、僕は生き返るのかもしれない。一点に意識を集中させることが一瞬でも出来たならば、見えるもの全てが、永遠で出来ていることを知ることが出来る。僕にはあやふやな意識しかなくて、生活の空気を吸っては、血管に生活の不安を走らせている。こんな僕の血なんかで書いたって。))
もう明日が来てしまう。また明日が来る。死んでいたくない。信じていたい。できるならば、生きたい。
((自己嫌悪に塗れててもいい。いつかは僕の血が、純真な僕の血となりますよう。))
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