桃色哲学/鏡文志
 
蜘蛛が巣を作る技術は、とても芸術的である。
虫や動物には人間のように動きに無駄がない。昆虫や動物より人間は劣っているのだろうか?

しかし、人間にはその数多ある無駄の中を生きながらきちんと自分で自分のしたことに、自分で責任を持ち、尻の穴を自分で拭く能力がある。人生を生きることはその責任の中を生きることであり、主体性と自立心ある限り、人はどんな昆虫や動物にも負けず劣らず、優れた存在として生物界の頂点にあり続けるであろうか?

イルカや猿が人間と会話が出来るようになった時、その橋渡しは双方にとって幸せなのか?

人は何故生まれこの世界はなんであって、なんのために我々は生きているのでしょう
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