キャンディー・バップ/ホロウ・シカエルボク
んて、クソみたいな言訳を繰り返しながらこのまま頭打ちになり続けるのかい、マイペースや継続なんて言葉を一番駄目な使用例みたいな使い方して、美しい社会の幻想に浸り続けるのか、俺の目にはそれは、ホルマリン漬けの寄生虫と同じものに見えるよ、まあ…どうだっていいさ、俺はそいつらと一緒に終わりを迎えることなんかないんだから―俺が迎えるのは俺の終わりだけさ、ひとりで生きて死んだ、そんな証のために書いてる、そんなやつがどれだけいるか知らない、もしかしたら少ない方かもしれない、文学部卒だとか、偉い人の本をたくさん読んできたとか、そんな自慢をしたくて書いてるやつだっている、でもそんな連中の書いているもので、胸に刺さる
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