(531―15)野施行三十一(みそひと)文字/水恋鳥魚夫
 
(番外編41―15)小林一茶と石川啄木

お二人の共通性、俳句は庶民的、短歌は市民的市井的と言おうか
避けられぬ境遇は貧困、一茶は晩年近くに妻子をなくす。

彼の家は火事で焼け、残った土蔵に住みそこで死んだと言う

もう一方、啄木は釧路・札幌と東京を行き来した
明治初期の蝦夷地北海道を目の当たりにした数少ない歌人の一人

真一という長男は生後わずか24日で死去、一握の砂の
原稿料が葬儀の費用になったと悲しみを記している。

長女京子は24歳、次女の房江は肺結核で19歳で他界。
長女の遺児は子孫は何処にいるのか誰かが探すんだ

なぜ日本海溝の深い不幸が彼らの上に襲うのか、

神よ 人のためにもっと額に汗し働け。
恋は神代の昔から 畠山みどりから
スペインポルトガルの奴隷船よ後悔しろ。

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