(531―6)野施行三十一(みそひと)文字/水恋鳥魚夫
 
(番外編41―6)今日の短歌



我なさばとくとなすべきを 老い母の霰降る植えて日を
大根引きたまう

(失明傷痍軍人歌集 山崎 正平)

11月ごろ冷たい用水路で大根を洗う母の面影と、
虚子のみた大根の葉の流れの速さ、と

色々あるがどこに植えてもよく育つ大根は
冬の長い期間のみちのくの保存食だった
農家で大根を植えない家はない

57577からずれるのは私の好みだが
肝心のところひらがなです
あられふるひにだいこんをひくおいのはは
から想像するに
作者が母の手伝いをしてやれれば孝徳となっていた

以上私の想像です

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