意識の光景/ひだかたけし
 
赤い帽子被った
ふっくらした頬の
白人の金髪の女の子の
眼差しふと受け点火され

 だから私は云ったんだ、

私は存在スルと直截に
時流切り裂き垂直に絶えず
私である、私が在ると
初めに言の葉舞わせた
なにものかの如くに
その意志衝動を受け容れて

 意識の内なる灯火は明るみ燃え立ち
  時流を切り裂き更なる向こうへと
   凍り付きながらも頂へと向かう
  また何度でも切り裂き瞬間を広げ
 この意識の光の樹林帯を突き抜け

私である 、
私は存在する 、
と、改め新たに
云える意識の
言の葉舞わせて

始めの世界創造の光景を初めて此処に延べ現さんと




戻る   Point(4)