メモ/はるな
いとおもってるうちに、そういう呼吸に慣れる。
くまも、街も、コンクリートもナッツケーキも男の子たちもみんなほんとにぜんぜん嫌いだった。嫌いなものばっかり残ってる、いまも。
でも残ってるから、嫌いでいるのは苦しい、感情はすぐに反転するのだから、先に裏返っておいただけだと思って
なんにもなくなるんじゃないかと思う。絡まったところをほぐしていったら、ぜんぶなにもなくなるんじゃないかと思う。だったらそれは正しいし、正しいことをしなきゃならない。
なんにもなくなるために、なんでこんなところまできたのかなって考えてる。
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