とまとひとはここのねだん/
あらい
つ。
信仰の雨はあがっていた
不確かな手が、全体の一部となる 鳥の飛翔
一瞬のまに流れる刻 キャンディーたち
過熱した事象は 時に、空をつめたく、
揺さぶり続けるのだ
わくらばの湛む音をきけ
ちくたくとまち
うねうねと切り離した彼らはセロファンが消え
そっと寄り添うようにして(非熱処理して)
無機質なカギの隅々で一滴の露は、
触れるものを柔らかくした靴音に近づき
戻る
編
削
Point
(4)