エクリチュールの仮面/あらい
 



山脈の本を読んでいると
もつれるように反り返って
たのしいゆめを 天に向けて 
花が伸びていく様子を見つめている

   それを、飲み込んだ冷たい息が触れたものは
      燃え尽きた糸の裏側に膨張する蛆虫が
  疲労感片手に、透明な手袋がリズムを刻むのだ


まるで動物は、自画像がきれた セカイがもとで
晴やかな思考の唇に整えられ、あおく駆け巡る
シカイを自動ドアが さだめを持て余すように
ノートのメがゆらりとを交叉点を引きずり


?ただ湿度が見てるだけ置かれた A to Z?

 (後に折れた椅子の脚が、ははは。) 

       
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