光彩の言葉/ひだかたけし
 
邪なものも善きものも
    満遍なく照らし出し浮き立たせ
   この世界宇宙の纏う光の衣裳
  剥ぎ取りながら内から更に現れ来る
 無限の創造力動へ自ら共鳴し同期し

ゆうらゆらゆらゆうらゆら
何だかとっても穏やかな今日
はたはた旗もはためいて
爽やか涼やか風の吹き抜け
ゆうらゆらゆらゆうらゆら
緑葉無数無限の揺れ森の揺れ

無限の揺れの沈黙のなか、
はためく旗に手を振って、
言の葉一塊の遠ざかり、

 語られ尽くした想いの残響 

木立ちの隙間から覗く秋の青に
嬉しみ淋しみしっとり濡らし
照り輝く森の旗に刻み込む

 時の至れば新た与えむと








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