今日の証拠/ホロウ・シカエルボク
で外で食べることが出来ないかとあれこれ探してみるものの、アレルギーに対応してくれる店なんてバカ高い店しか見つからなかった、しかたがない、スーパーでいろいろと買い込んで家に帰るともう夜の始まりだった、簡単なものを作って食べ、ゴールデンタイムだけはつけているテレビを見ながらコーヒーを飲むとあっという間に零時近く、無意識に過ぎる時間はいったいどこへ逃げているのだろう、睡魔にやられ始めた頭でぼんやりと考えながら、つくづく俺はだらけるのに向いていない人間だと自覚した、少し身体を動かして汗をかいてからさっとシャワーを浴びて、少し何か書いてから寝ることにするさ、自分で作らなければ納得出来ないんだ、今日という一日の証拠ってやつは。
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