それはきっと初めから出来上がっている/ホロウ・シカエルボク
 
て、自分の為にそこから選択するというようなことさ、そしてその選択の良し悪しを問うことなく、すぐさま次の選択をしなければならない、もしもそこに決まりがあるとしたらただひとつ、出来るだけたくさんの選択をするということだ、たくさんの選択をするということは、たくさんの選択肢に気付くということでもある、気付かなければならない、それを選ぶことはどういうことか考えなければならない、真実に対しては無自覚で構わない、でも選択については自覚的に行われなければならない、ひとつひとつの選択に対して、自分の意志を持たなければならない、もしも人生に目標というものが必要だとしたら、そういうことでしかないんじゃないか、確かに選ぶ
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