キキョウと明星とキラメキと/ひだかたけし
 
 ほら あれが宵の明星よ
     
    と云う貴女 
       、
なんて美しく青紫に躍り咲き開き
直進する時を下方から貫き通し
ただただ変転し広がり続けてゆく無限、

 死を内側から抉り遠い声を降らし続け

静まり返り透徹と澄み渡る
意識の視界もはや光の充溢し

耐え難い程の輝き纏う光輪の
黄に次第に膨らみ巨大に成り

 ほらっ あれが明けの明星だ!

      と云う私 、

世界の神性のきらめき 光の純粋な輝きに観る。◯



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