二〇二四年九月二十八日/山人
 
そ当日の作業効率や作業行程が掴めるのである。つまり、何時まで作業可能か、かなり遅くなっても作業を終わらせ、帰りもヘッドランプ覚悟で帰るか、など考慮するのである。
 登山道敷にはアカモノやオオイワカガミなどの亜高山性の植物が多く、なるべくそれらを根こそぎ刈らぬよう努力するのだが、やはりある程度は刈ってしまう。何も知らない頃、これらの植物を根こそぎ刈ってしまったことがあったが、未だ復元が難しい場所もある。刈っても全く苦にしない植物群や、一度伐ると萌芽を出すこともできない木本類もある。毎年同じ登山道を刈り払っていると、その年その年の木の成長や、下層植生の変化などが手に取るようにわかってくる。
 登山
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