秋のを/soft_machine
 
詩はあれで
物語はこれ
そう言える人に憧れる

球数やことばを待っているだけだから
喉にはりつく声や

ひらくのを待っている
ふくのを待っている
泡とちるのを
波によせるのを
口ごもりながら
花や風と
サンドウィッチマンが
こっそりひる屁ぺぺッ

何もわかっちゃいなんだ
ただ言葉の秋の魚についていきたい
自分なんなか無くなっていい
耳は線
肺の動くまま
弓のように脱がされ
愛、とか 憎、とか
何も知らなかった頃のように
愛する とか
憎む とか
何も知らなかった頃のように

あんまり難しく考えず、答えが欲しいんだ
あ というひと字に歓び
ん をたどりつくまでを




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