しずかさにほひ/ひだかたけし
 
《懐かしい潮の香りがする》

静かさ何かに云う

》包み込まれているふるさとの振動《

何か静かさに応える

 とほくこころの底で波音ゆれる
 ゆれる波音に磯のにほひひそむ

何かが静かさの内底で鼓動し続けて 、





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