夜話/
暗闇れもん
近くにある寝息
触れるほどに近い人肌
すべてをくるみ
痛い現実から私を救う
その世界だけは闇でも怖くなく
寂しさに泣く夜も逃げ出す
暖かさに触れ
聞こえないくらいの小さな声で名前を呼んだ
私にしか言えない呼び方で
寝息が途切れ
髪が柔らかに揺れ
眠りが私を誘う
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