到着ロビー/
たもつ
家の隣に大きな空港ができた
生活は少しずつ変わり
通勤が楽になった
夜明け、窓から手を伸ばすと
冷たい滑走路に触れることもできる
到着ロビーの雑踏の中
洗剤を買いに行ったきみの
帰りを待ってる
こんなにも沢山の人がいるのに
きみがいないだけで
いつまでもひとりぼっち
ずっとひとりぼっち
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