ひとり/
海
夕暮れ
公園で
重なることのなかった影
夜に滲むまで佇んだ
ボールを蹴る音や
笑い声も消えて
ベンチにやってくるのは
大人の時間さ
ムードが僕を追い出して
帰り道
細い月
街灯は眩しすぎて
星はひとつも見えない
僕は地面見つめて
はあっと息を吐く
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